このページではアプローチからオートランドによる着陸まで解説します。
現在、10,000フィートを切り、VNAVパスに沿って降下中です。
NDのMAPのレンジを20nmに切り替えました。現在、マップ上で「DECEL」と書いてある「○」に近づきつつあります。DECELの「○」は、VREF+20ノットでアプローチするための減速開始ポイントを表しています(その他にもホールディングパターンに入るための減速開始ポイントを示す等の場合があります)。

「DECEL」ポイントに到達しました。オートスロットルモードが「ARM」から「FMC SPD」に変わりました。最終アプローチに向け減速を開始しています。

「FLAP UP」スピードまで減速しました。フラップを1度下げます。

NDのMAPのレンジを10nmに切り替えました。「IKOMA」まで5nmのところにいます。これからローカライザーをキャプチャーしますので、「VOR/LOC」ボタンをPUSHします。


PFDの表示が「LNAV」から「VOR/LOC」に変わりました。ローカライザーをキャプチャしたことを示します。もし、まだローカライザーをキャプチャーしていなければ、「LNAV」がエンゲージされたままで、その下に白文字で「VOR/LOC」と表示されます。

グライドスロープをキャプチャーするために「APP」ボタンをPUSHします。

「APP」をPUSHしましたが、PFDは「VNAV PTH」のままで「G/S」が白い文字で表示されていますので、グライドスロープはまだキャプチャーしていません。

「FLAP 1」スピードまで減速しました。フラップを5度にセットします。

PFDの表示がいろいろと変わりました。上のキャプチャーと見比べてみてください。

- 「VNAV PTH」から「G/S」に変わりました。
- 「FMC SPD」から「MCP SPD」に変わりました。
- 「FLAP 5」スピードまで減速しました。
- 「SINGLE CH」と表示されました。
忙しくなってきました。一つ一つに対応していきます。
①「VNAV PTH」から「G/S」に変わった
グライドスロープをキャプチャーしました。いよいよ最終アプローチです。オートランドさせるために「CMD B」をエンゲージします(今までは「CMD A」のみだった)。

②「FMC SPD」から「MCP SPD」に変わった
スピードのコントロールがFMCからMCPで設定された値に切り替わりました。MCPのスピードを「VREF + 5ノット」にセットします。今回はVREFは「141ノット」ですので「146」をセットします。

③「FLAP 5」スピードまで減速した
フラップを15度にセットし、ギアを下げます。
④「SINGLE CH」と表示された
1,500フィートあたりで、オートパイロットがセルフ・チェックを行い「LAND 3」が可能であるか判断します。それまでは「SINGLE CH」が表示されます。もし、800フィートを切っても「SINGLE CH」が表示されたままなら問題です。何か設定し忘れているかもしれません。
スピードブレーキを「ARMED」にセットします。

HGSを下げます。

「FLAP 15」スピードまで減速したら、着陸フラップである30度にセットします。
「LANDING Checklist」を実行します。
Engine start switches : CONT
Speedbrake : ARMED
Landing gear : Down, Three Green
Flaps : , Green light
1,500フィートを通過した後、オートパイロットがセルフ・テストを実施します(その間、ローカライザーとグライドスロープのダイヤモンド型のマーク「◆」が点滅します)。
その結果、カテゴリー3のAUTO LANDが可能であると判断されたので、PFDに「LAND 3」という表示がされました。また、「VOR/LOC」の下に「ROLLOUT」、「G/S」の下に「FLARE」と表示されました。

速度、コース、高さの全てが正常で、安定しています。このままAUTO LANDします。

30フィート程でフレアがかかります。
ナイス・ランディング!(オート・パイロットが。)

自動でスポイラーが展開し、ブレーキがかかります。 80ノットに減速するまで、オートブレーキに任せます。

80ノットまで減速したら、マニュアル・ブレーキをかけます。マニュアルでブレーキをかけると、オートブレーキは解除されます。
オートパイロットの「ディスエンゲージ・バー」を下げて、オートパイロットを解除します。

オートパイロットが解除された警告音が鳴ります。赤く点灯している「A/P」ボタンをPUSHします。

都合の良いタキシー・ウェイに入って、停止します。
実機であれば、スポットに向けてタキシングしながら以下の操作がなされますが、シムの場合、残念ながら停止してやらないとタキシングがぐちゃぐちゃになってしまいます。。。
HGSをUPします。
スピードブレーキレバーを「DOWN」ポジションに戻します(「/」キーで一気に戻ります)。
APUのスイッチを、2回左クリックして、APUを起動します。

「PROBE HEAT」スイッチを「OFF」にします。

「MASTER CAUTION」ライトが点灯しますので、ボタンをPUSHします。PUSHすると消灯します。

「LANDING LIGHTS」をOFFにします。
「POSITION LIGHTS」を「STEADY」にします。
「ENGINE START」スイッチを「OFF」にします。
「AUTO BRAKES」を「OFF」にします。
「FLAP」をUPします。
「TRANSPONDER」のモードを「STANDBY」にします。

都合のよいスポットに向けてタキシングしてください。