これから3ページに渡って、FMCにルート設定を行っていきます。
このページでは、「RTE~DEPARTURE」までの設定を実施します。
RTE
「ROUTE」と表示されている、LSK 6RをPUSHします。

「RTE」ページが表示されます。スクラッチパッドには、「RJTT」が自動でセットされています。

「ORIGIN」と表示されている、LSK 1LをPUSHします。

「ORIGIN」に「RJTT」がセットされました。出発空港に羽田空港がセットされたわけです。

到着空港の「大阪国際空港(伊丹空港)」のICAOコードである「RJOO」をCDUのキーボードから入力します。スクラッチパッドに「RJOO」が表示されたことを確認し、「LSK 1R」をPUSHします。

「DEST」に「RJOO」がセットされました。到着空港に大阪国際空港がセットされたわけです。
フライトナンバーに「PMDG738」を入力します(PMDG737NGXの付属マニュアル”Tutorial-2.pdf”では、”PMDG738″になっていますので、それに従っています。実際は何でもいいです)。
「PMDG738」を入力し、LSK 2RをPUSHします。
これで「RTE」の1ページ目の入力は完了です。以下のようになっています。

RJTT DEPARTURES
離陸滑走路とSIDを設定します。実際のフライトでは、離陸滑走路とSIDは、クリアランス・デリバリーと話しをした時に決まりますので、先にエンルート部分を入力し、後から離陸滑走路とSIDを入力することも可能です。今回は管制を受けずに飛びますので、今設定をしてしまいます。
【DEP ARR】ボタンをPUSHします。

「DEP/ARR INDEX」ページが表示されます。
「LSK 1L」をPUSHします。

「RJTT DEPARTURES」ページが表示されました。右上に「1/3」と表示されているのは全部で3ページあり、現在は1ページ目が表示されていることを表しています。画面の左側には選択可能なSIDのリストが表示されています。画面の右側には選択可能な離陸滑走路のリストが表示されています。

出発滑走路として「34R」を選択したいのですが、1ページ目には表示されていません。
【NEXT PAGE】ボタンをPUSHして、2ページ目を表示させます。2ページ目に「34R」がありましたので、選択します。

SIDを選択しましょう。ここで表示されているSIDのリストは、「AIRAC-1108」のものですから、現在運用されていないSIDが入っていたり、現在運用されているSIDが入っていない、ということもあります。
今回は、RJTT – RJOOで良く使われている「JYOGA1 DEPARTURE」を選択します。

「JYOGA1 DEPARTURE」はこんな感じです。RNAVです。

「TAURA」を9000フィート以上で通過、「JYOGA」をFL150(15,000フィート)以上で通過することが求められています。
これで出発滑走路とSIDの設定が終わりました。「RJTT DEPARTURES」ページは以下のようになっています。

次のページでは、FMCにエンルート部分の設定を行います。